前回はCB1000Rがベースの図でしたが、今回はVFRだよ。
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ホンダのスポーツバイク向けAMTについて

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こういう感じのが以前に出願されていました。
ベースの車両はCB1000Rですね。詳しくはこちらの記事でどうぞ。

2020年モデルのCBR1000RRがDCTっぽいもの装備って噂でして、どうもAMTが載るみたいなんですよね。
んで、また新たにホンダのAMTの特許が出願されてました。

手動も自動もOKなタイプのAMTの特許

”手動変速を楽しみたい運転者の多様性、技量差に適切に対応することができる車両の動力伝達装置を提供する。”
なる特許です。出願は2017年3月。
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車両の図はVFRです。現行じゃなくてRC46の方です。781ccの。
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”クラッチの断接を自動制御する制御部120を備えた車両の動力伝達装置300であり、手動でクラッチを断接するクラッチレバーLを具備する。動力伝達装置300は、運転者の選択により、制御部120による制御により運転者の断接操作によらず、クラッチの断接を行う自動モードと、運転者の断接操作により、クラッチの断接を行う手動モードとを有する。手動モードでは、さらに自動制御の介入が異なる複数の制御モードを選択することができる。”
こちらのAMTですけど、普通のギアチェンジも出来るタイプのAMTです。現行モデルでそういうの無いですよね。

現行のDCTに関しても、手動チェンジはクラッチレバー使いませんし。(付いてない)

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今回の特許の詳細とか

この特許の目的?

  • 最近自動変速技術が普及が進んでる。
  • 過去の特許の自動変速装置で、手動で操作できるタイプのもあるよ
  • 過去の特許の自動変速装置だと手動クラッチ操作モードは1つしかない
  • バイクに乗る人の技量やシーンによって、選択可能複数のクラッチ操作モードが欲しい
”このような課題を考慮してなされたものであり、手動クラッチ操作を楽しみたい運転者の多様性、技量差に適切に対応することができる車両の動力伝達装置を提供することを目的とする。”
勝手に要約しましたが、こんな感じです。
kakotokkyochang
ちなみにその過去の特許の車両の図。CBR600RR(PC37)ですかね。

エンジンの図


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今回の特許のエンジンの図。モロにV4エンジン。
そういえば先日聞いたホンダの新型V4の噂ありますけど、もしかしたらその新型V4にもAMT載せる予定だったのかもしれませんね。ツアラーにも、スポーツにも向いてそうですし。

AMTの中身

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AMT制御ユニットの構成図。複雑。

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”シフトドラムのガイド溝の形状を示す展開図である。”
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”シフトドラム30によって規定されるシフトポジションの一覧である。シフトドラム30は、1回のシフト送り動作で、例えば、N−Nから1−Nへと1段階ずつ変化する。奇数段側及び偶数段側のいずれも、各ギヤ段の間に「N」で表示されるニュートラル待ち位置を有する。例えば、「1−N」では、奇数段側ギヤが1速接続可能状態であるのに対し、偶数段側ギヤはクラッチを接続しても駆動力が伝達されないニュートラル状態となっている。これに対し、「1−2」等のニュートラル待ちのないポジションでは、第1クラッチCL1又は第2クラッチCL2のいずれか一方を接続して駆動力伝達が行われる。”

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こちらは動力伝達装置自動・手動変速機の断面図です。CL1とCL2は右下の方にあるよ。

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引用元:Honda | Technology | デュアル・クラッチ・トランスミッション
こちらはDCTの図。

私この辺全然わからないタイプの人間ですが、見た感じDCTと似ているような…クラッチ二つあるし。
というかDCTですかね?DCTって記載はなかったんですけども。

コンフォートモード、ダイレクトモード

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上がコンフォートモード、下がダイレクトモードです。どちらも手動でクラッチ制御するモードだよ。


コンフォートモードだとLaの様にクラッチ操作しても、Lbになる様にクラッチ操作をアシストしてくれます。
シフトダウン時に自動的にブリッピングもしてくれる。


ダイレクトモードだと基本的に乗ってる人の操作の通りにクラッチつなぐよ。アシストが最低限。
エンストなども普通にしちゃう。ブリッピングもしない。

Dのへこみはクラッチレバーを少し握った時に生じる油圧の変化ですが、コンフォートモードだと油圧が低減せずにLbのようになりますけど、ダイレクトモードだと普通にLcの通りになるんだとか。

コンフォートモード、良いですね…半自動運転的な。
自動じゃないけど、良い感じに運転補助してくれるんですね。
運転を楽しみつつ、楽したいって感じの時にピッタリですね。長距離ツーリング時とかに良さそう。

ダイレクトモードの運転技量判定機能

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こういう感じで、運転が上手か判定してくれるモードもあるよ。運転つーかギアチェンジ操作ですかね。
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こちら判定時のフローチャート。!は注意的な意味だったり。
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こちら218はディスプレイとありますので、メーターですかね。達人。
”アイコン「!」を表示し、さらに、ブリッピング操作をコーチングするメッセージを表示する。”
状況に応じてアドバイスとか、こういう自動操作しましたよってメッセージくれたり。親切。

戯言

今回の特許ですが、仕組み的に前回の特許のAMTとは違うみたい。
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こちら前述したCB1000R向けっぽいの特許の図です。この特許の図だとクラッチ2つ無いみたいですし。

それになんだか内容がすぐには市販されなさそうな印象を受けました。
仕組みがとても複雑みたいですので、デカくなりそうですし、コストも凄そう。

ですので、個人的には新型CBR1000RRにはあまり関係の無い特許かなと感じました。
どっちかというと、ツアラー寄りな特許ですし。

でも内容的にはとても魅力的ですよね。
自動変速モード、半自動モード、普通にクラッチ操作できるモードって感じで、やりたいこと全部出来る感じですし。贅沢。

新型VFR1200Fの噂がありますけど、それに載ったりすると面白そうですね。

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